ガマの試食
(この記事は過去にTwitterにて投稿したものです)
ガマ(Typha latifolia)
水辺に生えてて、おなじみのフランクフルトみたいな穂をつけてるやつです
根茎はデンプンを含んでいて食べられるらしいので採ってきてみました
色が薄いのが今年伸びた根茎で、色が濃いのが去年伸びたものっぽいです、感触は薄い色の方が硬めで濃い色の方は柔らかくてスカスカした感じです
繊維がすごいと聞いたので圧力鍋で20分ほど蒸してみました、鍋を開けた瞬間さつまいもを蒸したみたいな香りがします、結構傷んだ部分から色が移って黒っぽくなってしまいました…
肝心の味ですが、薄い色の方は若干の粘りがあってやや里芋に似てます、濃い色の方はほんのり甘くてほろほろと崩れ、香りも合わせてさつまいもにそっくりです…
ですがどちらも繊維がすごいです…20分蒸した程度じゃ全然柔らかくなってないです…食べられる部分は繊維の隙間のわずかな部分だけでした…
[総合]
やはり繊維を取り除かないと食べにくいです…今回は試しに数本採ってきただけなので出来ませんが、大量に集めて繊維をうまく取り除ければ普通に美味しい食材になるような気がします
英語版wikiによると栄養価が高くてデンプンの他タンパク質も含んでいるそうなので今度色々試してみたいです
蒲がデンプン源になりうるってのは聞いたことなかったですが…そこら中の水辺に生えてるし、英語版wikiには3万年前には食べられてたとあるのでもしかすると主食とまでは行かなくても救荒食材としてのポテンシャルは秘めてるのかもしれません…
食べるなら二年目の根茎が甘くて美味しいのでいいかも…