野草サラダ
(この記事は過去にTwitterにて投稿したものです)
ノゲシ(Sonchus oleraceus)
よく道端に生えてる巨大化したタンポポみたいなやつです、これはうちの畑に生えてたものなので肥料を吸って葉が大きめになってます
ツユクサ(Commelina communis)
空き地などで夏の午前中に澄んだ色の青い花を咲かせてるやつです、これもうちの畑に生えてたもので肥料分を吸ったものは葉の色がやや濃いような気がします
ちらも生で食べられるのでサラダにしました、
ノゲシの方はものによって苦味が違ってて苦味の薄いものはサニーレタスにそっくりな味がします、ですが中には苦味が強めなものもあります…
ツユクサは特にクセや青臭さもなく、根元あたりの茎はやや硬いですが普通に売ってるサラダと変わりません…
ノゲシの方も茹でてしまえば苦味も和らいでホウレンソウみたいな感覚で使えます、ツユクサも熱を通しても美味しいですし、どちらもクセがないので菜っ葉としていろんな料理に使えます…
ですがどちらも主張というか特徴がないので山奥に生えてたらわざわざ採りに行く味でもない気がしますね…
でもそこら辺に生えてて好きな時にちょっと摘んではいろんな料理に使える汎用性の高さは嬉しいですね…
畑に生えてる雑草も食べれるものはわざと残して野菜感覚で使ってますがいい感じです…!
イチョウの新芽
(この記事は過去にTwitterにて投稿したものです)
イチョウの新芽が美味しそうだったので少し採ってきました、食べられるって情報は見当たらずアレルギー性のあるギンコール酸が少し含まれるらしいですが、似たような成分を含むウルシの新芽が食べられるらしいのでちょっと試してみます…
今回は天ぷらにしてみました、葉っぱが肉厚なので火が通りにくいのかと思ったら一瞬でパリパリに…
肝心の味はというと、特に変な癖はなくて茎の部分がちょっとほろ苦い程度です、葉の食感はタンポポみたいな雑草類の天ぷらと大した変わらず薬草のようなヨモギのような香りが少しします…
いつも秋のイチョウ並木を歩くときにゴムっぽい臭いがしてた記憶があるので若芽からそれなりにいい香りがするのはちょっと意外でした…でもこの香りを楽しむには天ぷらよりも蒸した方がいいのかもしれません…揚げた時の食感も天ぷら向きではないような気もします…
あとかぶれに関しては今のところ特に違和感はないですが、私は銀杏の外種皮を食べても何も起こらない人なのでアレルギー反応が出てないだけかもしれません…
銀杏の皮でかぶれる人は食べるのを控えた方がいいかもです…
たとえかぶれなくても多食は避けた方が良さそうですね…
オオハナウドの天ぷら
(この記事は過去にTwitterにて投稿したものです)
オオハナウド(Heracleum lanatum)
森の縁や河原に生えてて夏に目立つ白いレース状の花を咲かせる大きめの植物です
寒い地方だと平地にもよく生えてて、若芽の柔らかい所が食べられるので採ってきました
生でも食べれてセロリのような風味がするのですが今回は天ぷらにしました、強めの爽やかな香りが油っこさを打ち消して、食べ応えのある食感も合わさって美味しいです…
やっぱりこれ系の香りの強い山菜は油との相性がいいですね…
[総合]
炒め物の他ちょっと料理にアクセントを加えたい時とか肉料理とか色々と使えそうな山菜です、あまり食べるって話は聞いたことないですがうちの周りにはとにかく個体数が多いので是非とも使っていきたいですね…
まあ食べ過ぎるってのも良くない気がしますが…←
あと採るなら森の中より氾濫原の河川敷に生えてる個体の方が水分やミネラル吸ってて大きくて食べやすい気がします…蕗やオオウバユリもそうなんですが、案外森林よりも定期的に上流から養分の運ばれてくる河原の方が暮らしやすかったりするんですかね…?
北国の筍
(この記事は過去にTwitterにて投稿したものです)
チシマザサ(Sasa kurilensis)
雪国の代表的な山菜で、森のくまさんも大好物の小っさいたけのこです
マダケ属が育ちにくい気候で採れる貴重なたけのこで、場所にもよりますけど平地だともう旬は過ぎかかってますね…
採れたてはアクがほぼないので生でも食べられますが皮にやや青臭い風味があるのでオーブンで焼きました、コリコリした食感で甘みとうまみがあり、たけのことアスパラととうもろこしの香りを混ぜたみたいな味で美味しいです…
チシマザサは資源量も多い上ササ類の例に漏れず繁殖力がかなり強いので大量に採っても無くなることはほぼないですが、野生動物の食べ物になってる面も大きいので採りすぎると別の問題も起こってきそうですね…
まあ栽培もされてるので山から採ってくるのは食べきれる程度に留めた方が良さそうですね…
[総合]
代表的な山菜だけあって美味しいですが太いサイズのは山奥に行かなきゃなかなか無いんですよね…でも藪漕ぎするとダニがくっついてくるってジレンマ…
ぶっちゃけクマよりダニの方が嫌ですね…ダニ除けスプレーはしっかりしておきましょう…
マダケ属の竹林って憧れるんですよね…背が高いので藪を掻き分けなくてもたけのこが探せるしたけのこも比べ物にならないほど大きいっていう…
海外サイトにマダケ属のハーディネスゾーン一覧載ってたから手に入り次第耐寒実験してみようかな…
こごみのおひたし
(この記事は過去にTwitterにて投稿したものです)
クサソテツ(Matteuccia struthiopteris)
やや湿った所やちょっとした木陰、少し開けたとこなどいろんな所に生えてる明るい緑色の柔らかそうなシダです
新芽はこごみという有名な山菜で、かなり旬が短いのでこまめにチェックしてました
生の状態だとカメムシみたいな青臭い匂いが少しします、明るい緑色でうぶ毛が無く、茎(葉柄)の切り口がV字型って所で他のシダとは見分けられます
アクが少ないので生でも食べられますが、生だとそこまで美味しいものでもないので個人的には加熱する事をお勧めします
さっと茹でてお浸しにしました、育ち過ぎて硬い所は取り除きます
茹でたこごみは臭いもクセもほぼ無くなり、シャキシャキしてて少し甘みとぬめりがあって美味しいです!こごみはアク抜きがいらないのでアク抜きが必要なシダとは違って素材の味をしっかり楽しむ事ができます…
こごみは遠くからでもわかりやすくて調理も簡単で美味しいので嬉しい山菜ですが、やはり葉を採り過ぎてしまうと弱って翌年から小さくなってしまいます…採るときは一株から1~2本にしておいてます、食べ頃も短いので毎日確認できるよう庭や畑で育てる方がいいような気もします…
[総合]
今回はお浸しにしましたがアク抜きのいらないことを生かして天ぷらにするのも美味しくてお勧めです
葉を広げた見た目も綺麗な上、丈夫で年々増えていくので育てるのもお勧めできます!
そういえばこごみにも個体差があって、葉柄に葉が付いてないタイプと葉柄に小さい葉が付いているタイプがあるそうで、栽培物はほぼ葉柄に葉が付いてないタイプらしいです
うちのこごみは両方ありますが、品種改良で可食部増やしたりできるんだろうか…てかシダ植物の品種改良ってどうするんだろ…