銀杏
(この記事は過去にTwitterにて投稿したものです)
イチョウ(Ginkgo biloba)
分類上本来貴重な植物のはずですが、うんこやらゲロやら散々な言われようのクッサイ秋の味覚です
寒さで一気に落ちたので回収してきました
個体によって大きさや熟し具合はまちまちで、毎年通ってる大きい種子をつける個体から拾ってきました
ふいに魔が差して果肉の味が気になってしまい何個か味見すると甘酸っぱい味がしました…でも臭いです
無理に表現すると臭いプルーンです…渋みは実によってあるのとないのがあります…でも臭いです(
臭いを除けば果肉部もまあまあ美味しいような気もしますがそれは置いといて中身を取り出します…
この個体の銀杏は丸めでずっしりしてます、私の地域だとこの時期はどの銀杏もまだ胚は発達してないみたいです(色んな個体のを割って確認しました)
加熱すると綺麗な緑色になってもちもちで美味いです…
このもちもち感…もしかして餅になるのでは…と思い100個ほど蒸してついてみました
見た目は草餅もどきで、うるち米以上餅未満の粘りです…透明な皮が意外にも残ってしまい食感は余りよろしくありませんが醤油につけると美味しいです
ですが一個あたり銀杏50個分の4'-O-メチルピリドキシン…アカン…
銀杏からデンプンを抽出するなんて聞いたことないですが、このもちもち感なので銀杏デンプンから団子を作ると美味しいような気もします…
毒素の4'-O-メチルピリドキシンは神経の抑制系をストップさせるので適量なら覚醒効果があるそうです…寝る前はやめたほうがいいっぽいですね…
[総合]
皮むきは大変ですが苦労する価値あるおいしさです!
いつも拾う個体の銀杏は大きくて美味しい上正月まで緑を保ってるという保存性の高さで重宝してます
そういえば銀杏の毒性がイチョウ葉エキスで打ち消されるって情報をどこかで見ました…銀杏が無制限に食べれるなら夢みたいですが何故に…
イチョウの植物本体もとっても注目すべき存在です!
てことでイチョウたん
古木に生えてるチチとか気根とか担根体とかChi-Chiとか言われてる変な物体は茎の一種で、老朽化したり傷ついた枝や幹を支えたりウロを埋めて修復する他、クローンを作ったり養分を蓄える役割も担ってるらしいです
#擬人化