キハダの試食
(この記事は過去にTwitterにて投稿したものです
キハダ(Phellodendron amurense)
森で秋から冬にかけて黒いつぶつぶの実をたくさんつけてる木です、果実はシケレペという呼び名で香辛料に使われるらしいので初冬に拾ってきて乾燥させてました
そのままかじるとほのかな甘みとともに強めの苦味とわずかな辛味があります、香りは金柑の皮と山椒と杉系の針葉樹の香りを混ぜたみたいな感じな気がしました…
見た目が黒胡椒っぽかったのでペッパーミルで挽いてみました…香りをより強く感じます…
さっぱりした香りなので揚げ物に合うのではと思い唐揚げにレモンならぬザンギにシケレペといってみました…
苦いです…でも香りはそれほど感じません…
どうすれば香りが引き立つかと考えてゆず塩のように塩と混ぜてみた所、苦味が抑えられて香りが引き立ちました!
これなら普通に香辛料として使えそうな気がします…体感としてはゆず塩よりもむしろ辛くない胡椒です…ほんのりピリ辛とほろ苦味、あととにかくさわやかな後味が揚げ物によく合います…
[総合]
ザンギにも合いましたが、なんだかこれは魚の天ぷらにかなり合うような気もしてきました…シケレペことキハダの木は個体差がかなり大きいらしく木によって風味や味が大きく違うそうなので、美味しい個体を探してみるのも面白いかもしれません…
また見かけたら拾ってきたいです…