秋の実り
(この記事は過去にTwitterにて投稿したものです)
本日の収穫、今日は大漁です!(当社比)
サルナシ(Actinidia arguta)
食べられる木の実の中でも有名なやつで、あのキウイ🥝の親戚とかいう名門、かなり熟してるのを少しつまんできました
柔らかくてめっっちゃ甘くて美味しいです!キウイにはない独特のさわやかな香りがする(気がします)
サルナシは山で探してもあまり見つからなかったりあっても手の届かないところになってたりするけど、葉っぱさえ覚えれば案外ちょっとした河川敷とか緑地とかで見つけたりするから気が抜けない…←
ヤマボウシ(Cornus kousa)
花は綺麗だけど実は悪魔の実みたいなちょっと気持ち悪いやつ、これは自生よりも植栽されたやつの方が多いかも…
種が固くて邪魔ですが果肉は柔らかくて甘くてすごく美味しいです!ほのかに甘い香りもするけどうまく言い表せない…
凍らせても固くならずシャーベット状になって美味しい…
この外見でねっとりしたどこかトロピカルな感じ…みかんくらいのサイズなら東南アジアの露店で売ってても違和感ないですね…
ミヤマガマズミ(Viburnum wrightii)
ちっちゃくて赤い木の実は大抵人間が食べても美味しくないですがこれは食べれる珍しいやつです、ガマズミとの違いは主に葉っぱの形です(確かめるために葉っぱも少し拝借してきました)
まだ少し早かったかな?結構酸っぱいです、でも嫌な酸っぱさではなく硬めの食感や真ん中の種の感じといいザクロにちょっと似てます、食べごろは霜が降りる頃らしいので今度また食べてみたいです
エゾノコリンゴ(Malus baccata var.mandshurica)
小さめのさくらんぼにしか見えないりんごの仲間です、ズミよりも若干棒っこ(果柄)が長いらしいです、これは名前プレートにエゾノコリンゴとあったので間違いないと思いたいです
切った感じはまさにりんごのミニチュアです…がものすごく渋いです…これもまだ熟してなかったのかな?とりあえずふじりんごと一緒の袋に入れて熟さないか試してみます…
あと幼虫が入ってるやつがチラホラ…切って確認します
アズキナシ(Sorbus alnifolia)
あの不味いと有名なナナカマドの仲間ですが食べれるとの情報も見たのでとってきました、でもこれは明らかに熟してないですね…
やっぱり熟してないです…固くて味もしません…しかも謎に紅茶のような風味がする気がします…
でも渋みが全くないのは予想外です、野山の木の実では珍しいです、これはひょっとすると塾したらいけるのかも…ダメ元でりんごと一緒の袋に突っ込んでみます
[総合]
野生の果物は栽培品種以上に食べごろがわかりにくいですね…一見色づいててもまだ熟してなかったり…でもこういう植物を長年品種改良して今の果物があるんですよね…!
現代の品種改良と言えば既に栽培化されてる植物をより美味しく、てのがほとんどですが野生植物の中にはたまたま栽培化されなかっただけで改良すればスーパーの果物コーナーでタメ張れるレベルに化けるのがあると思うのですよ…
今回は個人的にヤマボウシが期待大…最新の改良技術を使ってあるいは…?
(2019.11.3追記)
りんごと一緒の袋に入れておいたアズキナシも熟したっぽいので食べてみました、変な風味は抜けてませんが柔らかくてジャリジャリした食感になってて味は甘酸っぱくなってました…ですが甘みも酸味もイマイチ弱いです…追熟の仕方が悪かったのかと熟して落ちたばかりのを食べても同じ味でした…残念…